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 (もう今更?という古い話題になってしまいましたが)佐村河内守氏が書いたという作曲指示書(右図)が、何だか妙にマメで妄想力に溢れていたことに心から猛烈に感動し(←褒め言葉のつもり)、佐村河内守氏の顔を描く方程式を作ってみることにしました。つまり、「初音ミクやアラレちゃんを描く曲線」を作るテクニックの秘密で解説した「フーリエ記述子」という技法を使って、佐村河内守氏の顔を描き出してみることにしました。

 「任意の周期関数は、三角関数を足し合わせとして表現できる」というフーリエ変換を使えば、ありとあらゆる(任意の図柄を表現する)曲線を描くパラメータ列を三角関数の足し合わせ(フーリエ級数)として表すことができます。

「初音ミクやアラレちゃんを描く曲線」を作るテクニックの秘密

 というわけで、作成してみた「両耳の聞こえない作曲家」の顔を描き出す「佐村河内守の方程式」が下の長い数式です。そして、 この「佐村河内守の方程式」を計算するとできあがる計算結果が、右の図形です。見事に、音を真摯にひたすら探求し続ける芸術家の素顔が浮かび上がっていることがわかります。

 …という記事を書き始めたのが、先月の今頃だったでしょうか。どうやら、最近の佐村河内守氏はこういう姿ではなくなってしまった、と人の噂で耳にします。長髪もサングラスも氏の顔から消えてしまったらしく、この「佐村河内守の(顔を描き出す)方程式」では、現在の氏の顔を描き出すことはできないようです。記事は「生もの」で思いついた時に書かないとダメだなぁ…と反省中の今日この頃です。